機動戦士ガンダムDVD-BOX 1が届いた

アマゾンにおもしろいレビューがあった。

歴史上の作品, 2006/12/12
レビュアー: らい太 (東京都) - レビューをすべて見る


 エポックメイキングというのは結局時代性なので、今時の子のように情報がサンプリングされて時系列別に見る機会がない世代は、理解できないことが多いだろう。
 今目の前で起きている変化しか見えないのは若者なら仕方のないことでもあるが、過程の見えない世代には、差分でしか物が見られない傾向が顕著にも思える。

 そういう意味で今このDVDを見て「凄い」と思える若い世代は相当に訓練されている一握りでしかないと思う。それは『ポチョムキン』あたりの映像を今見てもどこが凄いのか本当には理解できないのと同様で、仕方がないと思う。ドラマとしての面白さはともかく、この作品が視聴者に与えた価値観や物のとらえ方というのは決して理解されないだろう。

 そういうわけで、若い世代に見ておいてはもらいたいが、ある程度『学習』的な側面は拭えないと思う。それでも自分の中の物差しが出来たときに再見すれば「ああ、俺はわかってなかったなあ」と思えるだろうから無駄ではないと思う。


 TV見てた世代にとってはエポックであることすら「当たり前」なので、個人の中の位置づけで買ったり買わなかったりすればいいのだと思う。金字塔だからと言って盲信する必要もない。当時の多くのスタッフはまだ現役で作品を作り続けているし。

正直、僕はこのDVDを『勉強』のために買った。
もちろん、楽しめる作品である事は期待して…。


今は、「涼宮ハルヒの憂鬱」とか「ゼーガペイン」を見ているのだけれど、
そういった『最近の作品』に感じるわくわく感みたいなものは、この作品には感じない。


時代もテーマも、表現も違う。
そう、なんだか古典とか、名作とかいわれているものを見る気分。


機動戦士ガンダムDVD-BOX 2も購入予定。ただやっぱり高い。
半額とは行かなくても、もう少し安ければ…。

(Box1にはフィギュアが付いてきたけど、あまりうれしくない。
その分、値段を下げて欲しかったなぁ。
ガンダムって、相当お金がかかるんじゃない?)